なぜ転職したいのかを十分に考える事が重要
転職を考える際には、自分がなぜ転職したいのかを十分に考える事が重要です。
こう書くとそんな転職理由は明確なはずと言う反論もありますが、実は意外とその理由が明確ではないケースも少なくありません。
会社の人間関係に不満があったり、待遇をもっとよくしたいという気持ちがあることも事実かもしれませんが、仕事や職場を俯瞰で見ての判断がされていない事が非常に多いのです。
仕事に対してどういう考え方をしているかは、個人差があります。
働く時には、モチベーション高くありたい人もいますし、安定した生活を大事にする人もいます。
仕事でのスキルアップに喜びを感じる人もいます。
こうした各要素が自分の許容範囲内であれば、その仕事や職場に一定の満足を感じられるので、おそらく転職を考える事はそう無いはずです。
自己の許容値を超えていると不満を感じやすくなり、転職を考えるようになるのが一般的です。
この時に不満点のことばかり考えていると、その他の点について目が向かなくなることがあります。
そうした状態で転職してしまうと、確かに仕事の難易度は能力に適して楽になったものの、やりがいがなくなったとか長時間労働で嫌気がさすと言った別の不満が大きくなって、結局、また転職を考えるようになります。
今の仕事の何が問題なのかや転職以外に解決の手段はないのか、誰かに相談できないかなど、問題を洗いざらい確認することが重要になります。
どうして自分が転職をしたいと思ったかは、一度じっくりと考えるようにすると次の会社の採用面接を受ける時の手がかりになることもあります。