就職活動における面接官の3つの観点
面接試験って言われても、普段から面白いこととか、気の利いたことはあまり言えないし、どうすればいいの?
こんな人にオススメの方法を紹介します。
本記事を読むと、面接官がどんな観点で見ているのかを知ることができます。
まずは自己紹介です。
肩書:ITコンサルタント
経歴:ERPベンダー > SIer > 大手製造業(主に営業・コンサル)
これまで100社以上の顧客とプロジェクトを実施
自社の採用活動として、面接官やインターン運営・講師などを数多く行ってきました。
この記事では、面接官の3つの観点をご紹介します。
面接対策っていっても、なにすればいいの…と思っている方は、
読み終わると、自分が何をすればいいのか分かります!!
面接試験とは?
ほとんどの企業が面接試験を実施していますが、なぜ面接試験を実施しているのでしょうか?
いろんな企業がありますので、目的はそれぞれあると思いますが、多くは以下の3点に絞られます。
- キャラクター
- モチベーション
- ロジカルシンキング
面接管の3つの観点
キャラクター
企業には、その企業の文化や風土といったものがあります。
キャラクターとは、その企業の風土や文化に合っているかという事です。
例えば、社員全員が積極的に行動するような企業の場合、性格がおとなしい人が入社してもなかなか活躍できるイメージが沸きません。やはり、積極的な人の方が活躍できるイメージが沸きます。
でも、ものごとをよく考えてから行動するような企業の場合では、積極的にまずやってみるという人はあまり受け入れられないかもしれません。
キャラクターとは、言い換えると、その人と一緒に働きたいかどうかです。
企業のホームページや採用情報、先輩の声などから企業分析を行うことで、どういう風土・文化なのか想像し、その中で自分はどのように働くのかをイメージしてみると、本当に合っているのかが見えてきます。
モチベーション
新卒採用の場合、一般的には約3年で採用コストが消化できると言われています。
ですので、最低でも3年間は頑張ってもらわないと、企業は損をしてしまうことになります。
モチベーションとは、より企業へ貢献してくれる人材かどうかを見極めています。
面接官が、部活動や趣味などの話をよく聞くのは、それらの取り組みをどんな風に向き合ってきたのかを知りたいからです。つらい時や苦しい時にどうやって乗り越えたのか、どんな工夫をしてうまくなったのかなどから、その企業に入社した時の働き方をイメージしています。
採用面接では、緊張でうまく話せなくなることはあると思いますが、面接官に何を伝えたいかきちんと準備しておけば、しどろもどろになっていてもそれほど問題ではありません。
むしろ、あまり準備をせずその場で適当に答えてしまうほうが、就職活動への本気度が疑われます。
面接だからと聞かれたことだけに答えるだけという姿勢でいては、ポジティブな印象は与えられません。
その企業で貢献できる人材ということを伝えるために、長く続けていること、工夫したことなどをこれまでの人生で経験してきた事実に基づいたエピソードを整理しておくと、スムーズに伝えることが出来ます。
ロジカルシンキング
ロジカルシンキングとは、日本語では論理的思考と言いますが、ものごとの要素を分解・整理し、道筋を立てながら矛盾が起こらないように考える思考法のことです。
ビジネスにはロジカルシンキングが欠かせません。
これまで、ロジカルシンキングを学術として学んだことはあまりないと思いますが、これまでの人生の中で身に着けてきているものでもあります。
例えば、眠くなったら何を飲みますか?
おそらく多くの人はコーヒーと答えるのではないでしょうか。
それはなぜかというと、カフェインには眠気をに効果がある覚醒作用があり、コーヒーにはそのカフェインが含まれていることを知っているからです。
知識としてではなく、天性の才能としてのポテンシャルを見ています。
面接官の質問に対して反射的に答えるのではなく、論理的に受け答えをすることが重要です。
どうやればいいか分からないという人は、こちらの本がオススメです。
グロービスMBAクリティカル・シンキング改訂3版
さいごに
就職活動を成功させるためには、面接を突破する必要があります。
就職活動を長く続けていると、内定がもらえないことで自信もなくなってきてしまうこともあるでしょう。
そうならないためにも、面接対策をしっかりしておくことが大切です。
面接は受けるものですが、逆に採用担当者を査定するくらいの気持ちで取り組んでみてはいかがでしょうか。
就職活動はお見合いのようなものであり、何も一方的に企業の採用担当者に選ばれるだけのものではありません。外側から見ているだけではわからない内実を、面接を通じて知るきっかけにもなるものです。
働きたい会社を選ぶための場所だと思えば、ガチガチになることもなく、面接を受けに行くことができます。
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