Salesforceを実際に使えるようにチューニングしよう
売上アップや分析などの目的でSalesforceを導入してみたけど、実際に利用するには何をすればいいのかよく分からないという事がよくあります。
Salesforceはあくまでもテンプレートですので、実際に使えるようにするためには、自社の運用や項目にフィットさせていく作業が必要になります。
ここでは、営業支援ツール(以下、SFA)として運用できるまでの手順を紹介します。
営業情報の整理
システムを構築する場合、いきなりシステムを作ろうとする人がいますが、その方法は多くの場合が失敗に終わってしまいます。それは、システムを構築する目的や業務が明確になっていないからです。
まずは、システム構築するための準備として、営業情報を整理していきます。
目的の明確化
SFAは営業支援ツールですので、最終的な目的の多くは売上アップになると思いますが、ここでは、どうやって売上を増やそうとするのか、もう詳細化できていると、より成功に近づくことができます。
できれば、KPIツリーなどが作成できていると、関係者間で認識のブレがなくなりますので、より効果的です。
営業が使っているリスト収集
ある程度、目的が明確になったら、現状どういう情報を管理しているのかを把握するため、営業が使っているリストや帳票類を集めます。
おそらく、下記のようなものがあるのではないでしょうか。
- 案件管理用
- 顧客管理表
- アカウントプラン
- ターゲットリスト
- セミナー・イベント申込/参加表
- 日報・週報
データの正規化
収集したデータは個別に管理されていることが多いので、利用しやすくするために正規化します。
データの正規化について、詳しく知りたい方は、データの正規化を確認してください。
正規化すると、おそらくこんな感じになるのではないでしょうか。
業務フローを確認
現状の営業情報が整理されたので、それをもとに業務フローを確認します。
理想は、全てのフローを整理したいところですが、今回は簡易的なものでも構いません。
ここで明確にしたい情報は、3点です。
- いつ、だれが、何のために、どんな情報を確認し、なにをするのか
- 必要な情報は足りているのか
- それによって、目的は達成するのか
はじめにお伝えしましたが、これらを整理しないままシステム化を進めてしまうと、必要な情報が足りないから使えないとか、そもそもこれをやっても意味がない(目的が達成されない)となってしまい、結局使われないシステムになってしまいます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません