Salesforceを実際に使えるようにチューニングしよう

Salesforce初心者,初期設定

Salesforceチューニング

それでは、実際にSalesforceのチューニングを始めます。

カスタムオブジェクト作成

正規化した情報をもとに、Salesforceで管理するカスタムオブジェクトを作成します。
最低限必要な作業は以下となります。

  • カスタムオブジェクト(タブ)
  • カスタム項目
  • ページレイアウト
  • レコードページ

カスタムオブジェクト作成方法の詳細を知りたい方は、Salesforceで新規オブジェクトを作成を参考にしてください。

レポート作成

作成したカスタムオブジェクトの情報を可視化するためにレポートを作成します。

事前に調査した「営業が使っているリスト」のような内容をレポートで表現するイメージです。

業務フローを整理していると思いますので、そのフローにフィットしたレポートが作成できると、スムーズに定着できるものとなります。

レポート作成方法の詳細を知りたい方は、Salesforceでレポートを作成を参考にしてください。

権限設定

カスタムオブジェクトとレポートを作成したので、次は権限を設定します。
権限設定には大きく6つの要素があります。

  • データの参照権限
    • 組織の共有設定(組織全体の設定)
    • ロール階層(組織図などの階層構造を用いた設定)
    • 共有ルール(任意の条件を用いた設定)
    • 手動共有(レコード毎の手動設定)
  • データの利用権限
    • プロファイル(利用可能な権限を設定し、ユーザと紐付けたもの)
    • 権限セット(任意の権限をまとめて、ユーザと紐付けたもの)
Salesforceの権限設定の考え方は、権限を付与することで解放していく流れとなります。 例えば、Aという資格を持っている人しか見せないという条件で共有ルールを設定したい場合、 共有ルールの上位にある「組織の共有設定」は非公開にする必要があります。 言い換えると、全体設定では権限を付与せず、共有ルールによって権限を付与するという方法になります。

アプリケーション設定

最後にアプリケーションの設定を実施します。
アプリケーションは、主にタブメニューの表示設定となります。作成したアプリケーションとプロファイルを紐付けることによって、ログインしたユーザが利用できるアプリケーションが決まります。

さいごに

これで、ひとまずSalesforceが利用できるようになりました。

Salesforce自体は、もっと多くの機能があり、今回説明した部分で1、2割程度しか活用できていませんが、まずは使ってみないとイメージが沸かないというご意見を多くいただくので、ファーストステップという意味合いでご紹介しました。

ここまでの構築でも、ある程度SFAとして活用できますし、実際に使ってみると、もっとこうしたいとか、こういうことはできないのかなど、要望が出てくると思います。

そうなれば、比較的容易にSalesforceの活用範囲を広げていくことができます。

必要があれば、こちらにご連絡いただければ、ご支援させていただきます。