Salesforce導入を成功に導く
SalesforceはSaaS(Software as a Service)ですので、ログインすればすぐにSFA機能が利用できます。
ですが、その前にやっておかないといけないことがあります。
これまで多くの企業でSalesforce関連の仕事をしてきましたが、これをやっていなかったことで、活用されないままになっている状況を非常によく見ました。
Salesforce導入を成功させる3つのポイント
1.目的を明確にする
これはSalesforceに限ったことではありませんが、何のために使うのか目的を明確にしないと、ユーザによって使い方が異なったり、そもそも使われなくなったりしてしまい、本来の価値が引き出せなくなってしまいます。
できるだけKPIツリーなどを作成し、そのKPIを達成するためのアクション管理ツールとしてSalesforceを利用すると、より効果的に活用できます。
KPIツリーの詳細は別にしますが、KPIツリーで決めた値を目標にします。
Salesforceでは、決めたKPIに対して各ユーザの達成状況を可視化し、常にいまの達成状況はどうなのか、あとどのくらい必要なのか、そのために何をしないといけないのかを瞬時に把握できるようにすることで、目標達成を目指します。
2.入力項目を絞る
せっかくSalesforceを導入するんだから、いままで苦労してたあれとか、これまでやっていなかったあんなこともと、いろいろと夢が広がり、最初から多くのことをやろうとするプロジェクトをよく見ます。
ですが、残念ながら多くのプロジェクトでは失敗してしまいます。
夢が広がっていろいろ設定したはいいものの、実際に使うことまで考え切れておらず、入力するのに多くの時間を使ってしまったり、適当に入力するようになったり、そもそも入力しなくなってしまったりします。
そうなってしまっては、まったく使えないものになってしまいます。
まずは、KPIの達成状況が確認できる程度の最小限に抑えて、慣れてきてから必要に応じて項目を追加していくことが成功につながります。
3.全社で同じデータを見る
多くの企業では、管理職が必要なデータを見るためにExcelなどでデータ加工をしています。
そうしてしまうと、現場では管理職がどんな情報を見ているかが分からないため、結局Excelで集計する数字が正しければいいとなってしまい、Salesforceに入力しなくなってしまいます。
さらに、リアルタイムで情報が確認できないので、スピーディな判断ができなくなってしまいます。
営業の成果はSalesforceに入力した情報だけで判断し、その積み上がったデータを管理職が必要なデータとなれば、リアルタイムに状況が把握できるようになります。
まずは、この3つのポイントを抑えることで、確実に成功の可能性が高まりますので、参考にしていただければと思います。
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